雲が描いた月明り|第4話あらすじ|演劇が終わった後

雲が描いた月明り|第4話あらすじ|演劇が終わった後

 

 

第4話の主な登場人物

 

世子 イ・ヨン パク・ボゴム演じる皇太子。
ホン・サンノム 女の身ながら内官として宮殿で仕えている。
キム・ユンソン 領議政の孫息子。世子の幼馴染だが今は家門の関係で敵対関係。
領議政

朝廷を牛耳る臣下。今の王様の王妃は、領議政の娘。
キム・ユンソンの祖父でもある。

茶山先生

かつて宮廷に出仕していたが、いまは都で医師活動をする。
世子が教えを請いにいくほどの知識人。

第4話 あらすじ

 

「私の名前は、イ・ヨンだ」

 

現実を受け止められないサンノム。
思わず「こんな格好しちゃだめですよ」とふざけるが、
まぎれもない世子本人だと悟ると、今までの非礼を詫びながらひれ伏すのだった。

 

昨日の朝廷で、「代理摂政を引き受ける」と告げた世子。
実は、その瞬間に、臣下の反対にあっていた。
「清の許可が必要」という臣下。
世子は、「まもなく父王の誕生祝にやってくる使節団に許可を得る」と提案したのだった。

 

 

東宮殿の朝。
先輩の上官に、寝起きが悪い世子の起こし方を教授されていた。
どうしても、世子に合わせる顔がないサンノム。
何とか配置換えを依頼するも、世子が現れて却下されてしまう。

 

「ここでなければどこでもいいという理由をいえ。
私と仲良くしたことを後悔しているのか?」
「最初から本当のことを言ってくれれば、あんな無礼は致しませんでした」というサンノム。

 

「だから言わなかったのだ。世子だと知ると、態度を変えるだろう?
2人でいるときは、友として接してもよいぞ。いや、そうしろ。わかったな?」

 

 

衣冠を整えようとするサンノムに、意地悪をする世子。
ふらついたサンノムは、思わず世子にしがみついてしまうのだった。

 

一方、世子の代理摂政を妨害しようとする領議政と臣下たち。
今度来る清の使節団の責任者は、お金に汚い腹黒い人物。
これを、逆手に利用しようと密談していた。

 

 

この状況を打破すべく、世子は宮殿の外で、ある人物に会おうとしていた。
茶山先生といわれる人物で、かつては、宮廷に出仕していた。
今は、町で医者のようなことをしている。
酔うと動物と会話する変人でもあった。

 

清の使節団に代理摂政を認めさせたい世子。
茶山先生にその方法を相談する。

 

「認めさせるのは簡単です。
とるに足らない人物だと侮らせればよいのです」という茶山先生。

 

「そんな方法はとりたくない」という世子に、
「では、領議政の首をとってしまいなさい。
必ずしも血を流す必要はありません。甘い蜜で殺すこともできるのです」と告げる。

 

世子が宮殿の外に出ないように見張りをしていたサンノム。
いつの間にか雲隠れした世子に翻弄されていた。

 

 

そんな中、清の使節団を迎える宴の準備をしているユンソンに
駆り出され、結果的にサンノムも宮殿の外に出ていた。

 

 

ユンソンの資材調達に付き合うサンノム。
そこで、美しい女人の衣装を見かけ、うらやましそうに眺めていた。
それに気づいたユンソンは、こっそりその衣装を購入する。

 

雨が降ってきて、あわてて東屋に逃げ込む2人。
さっき買った外衣をサンノムにかぶせ、
傘を買ってくるというユンソン。

 

 

1人待つサンノムの前に、世子が雨宿りのために駆け込んできた。
外衣のせいで、サンノムだと気づかない世子。

 

話かける世子に、顔を上げられない。
「宮廷の女官ではないか?」と思った世子が、
「顔を上げよ」といったとき。
戻ってきたユンソンが、「私の女人です」と告げ、ばれずにすむ。

 

宮殿では、大勢の妓生が入廷してきていた。
その様子に、驚く大臣たち。
妓生は、世子が宴の演出のために呼んだのだった。

 

この様子を見て、世子をますます侮る臣下たち。
領議政の娘、中殿も、「父上に心配無用とお伝えください」と告げる。

 

妓生に、宴での細かい振付や踊りを、直接指示する世子。
とくに、最後の花を飾る独演をする妓生に、厳しく指導する。
サンノムには、こう命令していた。
「お前は、私から片時も離れず、すべて記録するのだ」

 

夜も、世子の部屋で、宴会の踊りを記録するサンノム。
「独演の最後に、50数えろといったのは、何かあるのですか?」と聞くと、
「見ればわかる」と答える世子。

 

 

サンノムが途中まで書いた記録を見る世子。
振付指示書も見ずに、動作の順番が書かれていいることに驚く。
「勉強はできませんが、踊りは一度見たら忘れません」というサンノムなのだった。

 

この日、そのまま寝てしまった世子とサンノム。
なぜか、世子のベッドの上で目を覚ましたサンノムは、
机に突っ伏して寝ている世子を見て驚く。

 

世子を起こしに来た内官に声にあわてて隠れる。
ところが、寝ていると思っていた世子が、
「もう少し眠るから、半時後に出直すのだ」と命令する。
ホッと胸をなでおろすサンノムに、
「この怖がり!」とやさしくたしなめるのだった。

 

とうとう、清の使節団がやってきた。
王様の40歳の誕生祝賀を祝う宴が始まる。

 

宴の最後に独演をするはずの妓生の姿が消えていた。
必死で行方を捜すサンノムたち。
どうしても見つからない。

 

実は、中殿に脅された妓生。
すでに宮殿の外に出てしまった後だった。

 

世子が困ったことになると思ったサンノム。
その妓生の代役をする決意をする。

 

 

支度部屋で、妓生が着るはずだった衣装を身に着け、
化粧をするサンノム。
その姿を密かに目にした内官がいたことには、気づかない。

 

独演する妓生がいなくなったことを知る世子。
焦る世子の前に、舞台に上がるサンノムの姿があった。

 

 

顔を布で隠しているが、
その美しい舞と優雅な身のこなしに、誰もが息をのむ。
その美しい姿に、世子もまた目を奪われるのだった。

 

独演が終わり、世子が仕掛けを用意していた最後のシーン。
群舞の妓生に囲まれて、
サンノムの姿は見えなくなる。
そっと抜け出すサンノム。

 

そのとき、世子が檀上にあがる。
「最後の祝辞を読み上げる栄誉を、領議政に与える」。

 

しぶしぶ立ち上がる領議政。
手渡された祝辞の文章には、
王様をたたえ、家臣一同支えることを伝える内容が書かれていた。

 

この文章を読み上げるしかない領議政。
使節団がいる前で、全員が王様をあがめる結果となる。
世子の代理摂政を妨害する理由がなくなってしまっていた。

 

「血を流さずとも殺す方法がある」。
こういった茶山先生の言葉は、まさにこれだったのだ。

 

宴が終わり、先ほどの妓生を探す世子。
妓生姿のサンノムの後ろ姿を見かけて追いかける。

 

それに気づいたユンソンが、サンノムの手を引いて、草陰に引き込む。

 

 

近くまできた世子が、草陰を見つめるが…  

 

(第5話に続く)

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